アメノセイwiki〜アメノウィキ〜 - 雨声ユニバース。




投稿日2019/03/09
2019/08/28(リアレンジ版)
作詞作曲ハセガワケイスケ
編曲マモル(nhhmbase)
映像セイノツカイ
MIXTatsuyoshi Fujii(Jack zoo Ray Studio)
散文詩wotaku
販売未定
カラオケ未定

小説家のハセガワケイスケさんが作詞作曲をした激エモ曲。
全てをハセガワさんが手掛けた原曲版と、それにマモルさんが編曲したリアレンジ版の2種類が存在する。
くんちゃんの歌い方もそれぞれ違っていて、1度で二度美味しいどころか満漢全席!中華のすごいやつだよ!たくさん食べな!
これを聴きながらハセガワケイスケさん作の『星声オクターブ。』を読むとエモエモの極みになってしまうので要注意。

インスト→https://piapro.jp/t/3hUb

散文詩

わずかに残された曖昧なものすら消えてゆく。
零した声が作った映像に溶けてゆく。
キミと繋がっているような気がした。
もっと鮮明に。
近くに確かめたい。

あたたかい逆さまの空。
海に昇る流星。
乱反射する透明なことばの雨。
からっぽのゆりかご。
こんなに不確かなのに安心している。

青い銀河の呼吸を目で聴いている。
カタチのない星の環
「キセキを見せて?」
キミがボクに笑いかけると
みんな空に溺れてしまう。

歌ったこと 踊ったこと
願ったこと 叶えたこと
今も解けないまほうのこと
知っていたはずの
知りえない愛のこと
最後の海で世界は

歌詞

 雨のうたう音は、透明なことば。
「なにを待っているの?」
 記憶、消えていく。
 声が落ちて、いま映る。
 水たまりめぐる 指尖で
 キミが見える。

 羽根る、響く、エコー。止めないことば。
「愛と間違うの?」
 もぐる。記憶の層。
 眠りつづけていた。からっぽのゆりかごで。
 うたう。流れ星。
 キミが見えた!

 きれいな花をかかえて、最後の海で踊った。
 ボクにはマボロシ。カタチのない星の環。
 裸足のキミは笑った。
「キセキを見せて?」
 透った。
 溺れる。溺れる。
 また降る空。雨のせいだ。

 哀しみ、風景、海に
 マボロシ、透り、雨に
 瞬く、軌道、星に
 キラキラ、つづく。
「愛――?」
 たゆたうボクはいま、
 意味のない歌うたう。
 カラダを失くしていた。
 手と手を!
「世界は踊る!」

 きれいなことば叶えて、最後はキミと踊った。
 ボクにも響くよ。カタチのない雨声。
 裸足のままで踊った。
「キセキを見て!」
 空の模様やがて消え、殻になる。
 だけど、解けないまほう。

 ホシ、コエ、
 きらきら、
 惹かれ、光る、まほう。